90年放送:鬼平傑作作品集

引き込み女

引き込み女 ’90年2月7日
【あらすじ】
ある日、おまさはかって乙畑の源八のもとで一緒に働いていた女盗賊・お元を見かける。お元は、今は駒止の喜太郎の配下で、菱屋に引き込み女として入っていた。おまさは、お元と再会。彼女は菱屋の主人・佐兵衛と深い仲になり、一緒に逃げてくれと言われているという。引き込みと恋の道行き。その板挟みになったお元が下した決断とは?・・・。

【見どころ】
おまさとお元。立場は違うとはいえ、苦しい状況に追い込まれた女の物語です。お元から悩み事を相談されても密偵という立場では助言も難しい、おまさの苦悩がドラマを引き立てる。さらに、おまさの気持ちを汲んで、すべてを彼女に任せる平蔵の演技も見事。
【ポイント】
原作では、ドラマのようにお元は逃げ延びず、喜太郎一味で唯一捕縛のてから逃れた磯部の万吉によって刺殺される。その点で、原作のほうが後味に苦さが残る・・・。

脚本=保利吉紀、監督=大田昭和、出演=平蔵、久栄、酒井、忠吾、小柳、沢田、竹内、山崎、粂八、彦十、おまさ、お元(高沢順子)、佐兵衛(下塚涼)、駒止の喜太郎(林彰太郎)