91年放送:鬼平傑作作品集

剣客

剣客 ’91年12月4日
【あらすじ】
平蔵は、着物の袖に血がついていた不審な浪人を見かける。そのすぐ近くで酒井同心の剣の師・松尾喜平衛が殺されていた
その浪人が犯人だと見た平蔵。酒井も独自に捜査を行うが、手がかりがつかめない。
その頃、おまさが盗賊・野見の勝平の手下・定七を目撃。
その定七が、探していた浪人・石坂太四郎とつながりがあることがわかって・・・。

【見どころ】
酒井祐助がメインの仇打ちもの。ラスト、松尾喜平衛宅での石坂太四郎と酒井との一騎打ちが見どころで、その太刀さばきは、原作にも忠実。
石坂を倒した後、平蔵が「いまの太刀打、かまえてしたことか」と聞くと「いえ。自然にあのようなことになりました。」と答える酒井。
無心の勝利を得た剣客の言葉として心に残る。
原作では、沢田小平次の仇打ち話になっている。

脚本=櫻井康裕
監督=小野田嘉幹
出演=平蔵、久栄、酒井、忠吾、天野、沢田、松永、山田、竹内、山崎、おとき、彦十、おまさ、石坂太四郎(中尾彬)、定七(石橋正次)、留吉(江幡高志)、市兵衛(大橋壮多)、松尾喜兵衛(丘路千)