90年放送:鬼平傑作作品集

殿さま栄五郎

殿さま栄五郎 ’90年4月4日
【あらすじ】
口合人・鷹田の平十のところへ、兇賊・火間虫虎次郎から、腕利きの助っ人を世話してくれと依頼がくる。粂八は、そのことを平十から聞き、助っ人の調達を請け負う。そして平蔵が、盗賊「殿さま栄五郎」になりすまし、虎次郎一味に入る。しかし、一味の中に、栄五郎は別人だと見破った者がいて・・・

【見どころ】
このドラマはスペシャル版で、オープニングクレジットも独自のものになっている。本格派の盗賊がいなくなったことを嘆く、老口合人。平十に扮した長門裕之の哀感たっぷりの演技に注目して欲しい。
【ポイント】
原作では、兵十に栄五郎を世話するのは、密偵の馬蕗(うまぶき)の利平冶。平蔵の栄五郎が、虎次郎一味の牛堀の三次を、役宅の牢から助ける部分もない。

脚本=安部徹郎、監督=小野田嘉幹、出演=平蔵、久栄、酒井、忠吾、小柳、沢田、竹内、山崎、粂八、おまさ、彦十、伊三次、鷹田の兵十(長門裕之)、火間虫の虎次郎(中谷一郎)、長沼の房吉(高橋長英)、牛堀の参次(橋本功)