89年放送:鬼平傑作作品集

女びきお富

女びきお富 ’89年12月6日

【あらすじ】
三沢仙右衛門と王子権現へ出た平蔵は、つけボクロの女・お富を見かける。
お富は、今は笠屋・卯吉の女房。だが、その前身は名ウテのスリでした。
かつての仲間・七五三造に「過去を卯吉に知られたくなければ百両用意しろ」と脅された お富は、つけボクロをして犯行を重ねる。それを平蔵は見逃さなかった。

【見どころ】
お富の回想によって、スリ修業が細かく描かれています。
指の使い方、いろいろなスリの手口を見るだけでも面白い。 また、七五三造役の片桐竜次は、ゲストとして鬼平常連の一人でもあります。

【ポイント】
ドラマでは、七五三造はスリ仲間の内でも、若き日のお富にとって唯一の味方でした。
だが、原作にはそういう伏線はありません。また、最後に平蔵がお富の指の筋を切り、 悪さをやめさせるのも、ドラマだけの脚色。
脚本=安藤日出男  監督=高瀬昌弘
出演=平蔵、久栄、忠吾、小柳、沢田、山田、竹内、山崎、彦十、お富(坂口良子)
三沢仙右衛門(北村和夫)、霞の定五郎(陸五郎)、卯吉(中西良太)、岸根の七五三造(片桐竜次)、狐火の虎七(根岸一正)

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