89年放送:鬼平傑作作品集

蛇の眼

蛇の眼(へびのめ) ’89 年7月26日放送

【あらすじ】
平蔵にひと泡吹かせようと目論む、蛇の平十郎は、医師・千賀道有宅に狙いをつける。
その頃、一味の彦の市は、自分の女おそのに、別の男ができたことを知ります。
おそのと密会中の男を、彦の市は刺殺しますが、死んだ男は蛇の一味でした・・・。

【見どころ】
捕縛された直後の、平次郎の名セリフ。「うじ虫ってのはなぁ、ドブやゴミ溜めにわくものだ。そのドブやゴミ溜めをせっせとこしらえたのは、一体誰でぇ。
鬼平の旦那、お前さんは、あっしらを根絶やしにしようと思ってるらしいが、それはできねえ相談だ。あっしらの仲間は、うじ虫みてえにわいてくる。

【ポイント】
短編「座頭と猿」と「蛇の眼」を合体させています。原作では、徳太郎の方が彦の市を殺そうとして、返り討ちにあう。また、平十郎は後で水之尾まで逃げてから捕まっています。

脚本=田坂啓  監督=高瀬昌弘 
出演=平蔵、久栄、酒井、忠吾、小柳、沢田、村松、竹内、山崎、蛇の平十郎(石橋連司)、彦の市(山田吾一)、小野十蔵(柄本明)、白玉屋紋蔵(誠直也)
おその(松居一代)