91年放送:鬼平傑作作品集

四度目の女房

四度目の女房 ’91年1月30日
【あらすじ】
大工の伊之松には、よくできた女房・おふさがいる。だが伊之松の正体は盗賊で、お頭の命があれば全国どこへでも飛んでいかなくてはならない。
ある日、尾張へ行けと伊之松に指令がくる。
伊之松は失踪、おふさは茶屋で働き、やがて客を取るようになる。
1年後、伊之松は盗賊仲間の仁吉から、江戸でおふさという女を殺したと聞いて・・・。

【見どころ】
別れてから、改めておふさの良さを実感する伊之松。仁吉がおふさの死体を埋めたという場所を、伊之松が必死に掘り返す姿は、悲壮感も漂い迫力そのもの。
伊之松の帰りを信じ、男に抱かれながらも図太く生きるおふさを、森口瑤子が好演。

脚本=野上龍雄 監督=小野田嘉幹 出演=平蔵、佐嶋、忠吾、村松、松永、山田、竹内、山崎、彦十、伊三次、伊之松(西岡徳馬)、おふさ(森口瑤子)、おせい(入江若葉)、利三郎(中田浩)、仁吉(花上晃)、留(佐藤輝)、嘉平(西川辰夫)